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東京ドームの構造ってどうなってる?デザインや設計の秘密に迫る

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数々の名勝負を繰り広げられる場所というだけでなく、コンサート会場としても知られている東京ドーム。独特なデザインだけでなく、設計や構造がとても面白いのです。今回は東京ドームの建造物としての魅力に迫っていきましょう。

東京ドームとは

日本で初となる大規模エアドーム建築物として1988年に誕生した東京ドーム。野球場としてはもちろん、東京のランドマーク的な役割も担っており、東京ビッグサイトができるまでは展示会もよく行われていました。コンサート会場としても人気があります。

ただ、建築関係の方ならどんな構造になっているのかも気になるのではありませんか?実はエアドームの名の通り、屋根は28本ものケーブルに加えて、空気にも支えられており、24時間ファンが回っています。薄い膜といっても面積が広いため、総重量は400トンにもなるのだとか。耐久年数は20年以上とされていましたが、30年近くたった今も、大きな補修する必要もなく現役です。

東京ドームの屋根

屋根膜の構造は、フッ素樹脂コーティングでガラス繊維織布をサンドしたもの。東京ドームのためにテント会社の協力を得て開発された「四フッ化エチレン樹脂 コーティングガラス繊維織布」という素材です。内膜の厚さは0.35mmで、外膜は0.8 mmとかなり薄いですが、コンクリート並の強度を誇ります。実は、この素材が恒久的な建物を建築するための法律をクリアしたテント生地第1号!

これにドーム内の気圧を、加圧送風ファンで0.3%上げ、空気で支えているのです。気圧を上げるといっても、ビルの1階と9階の気圧差程度の微量なもので、普通の人には感じない程度の気圧差です。

また、この気圧を保つため、加圧送風ファンの稼働台数を操作したり、出入り口を回転式のドアにすることで、逃げていく空気を最小限に抑えるなど、要所に工夫がなされています。

建築目線で東京ドームをみる

東京ドームの建築を可能にした屋根膜の開発は一筋縄ではいかない険しい道でした。数々のドラマの結晶として迎えた1987年6月28日、午前5時半から始まったインフレート。ドームの膜構造に気圧を込め、膨らませていく姿はとても感動的だったといいます。そんな感動を生み出す建造物を作るためには、やはり良い資材や道具が必要です。型枠の資材、道具の提供については60年の歴史誇る、東和製作所にお任せください。

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