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設計、施工が気になる!京都駅ビルの建設、どうやって行われた?

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関西の玄関口としての役割を担い、歴史ある街並みの景観も損なわず美しく佇む京都駅ビル。最近では、環境に配慮した省エネルギービルとして生まれ変わろうとしており、注目の建設物の一つ。

京都駅ビルの歴史とは

京都駅ビルの初代は、1877年に建造された赤レンガのモダンなデザインなものでした。大正天皇が即位するということで建て替えされた2代目は火事で消失してしまい、急遽建設されたのは鉄筋コンクリート造。

そこから、新幹線や地下鉄を活かすため再び建て替えが検討され、1997年から現在の形に収まりました。平安遷都1200年記念事業の1つにも数えられており、駅の中に平安京の街並みの”碁盤の目”を再現したことでも知られています。鉄骨トラス構築に支えられたガラス張りのアトリウムは圧巻!西のエスカレーターを上がりながら振り返るとみえる、中央コンコースは京都盆地を模しているといった具合です。

京都駅ビルのデザインについては指名コンペで行われましたが、担当したのは札幌ドームや梅田スカイビルで知られる原広司氏でした。京都の景観を壊さぬよう、建物の高さを最も低くしていたのがポイントとなったのだとか。

京都駅ビル施工について

工事を担当したのは大林組。鉄道のスムーズな運行を妨げない、振動や交通渋滞など近隣への影響を徹底して抑えるなど厳しい条件をクリアするために施工計画を確立するまでに2年もの歳月を必要としました。乗降客が行き交う部分は別の場所で組み立てて、深夜に取り付けを行うこともあったとか。

大規模な工事を経て無事にオープニングを迎えた京都駅ビルですが、2009年には市内でもトップクラスにエコじゃない施設という不名誉な事実が発覚してしまいます。

外観だけでなくエネルギー面でも京都を牽引する存在となるべく、一次エネルギーを40%削減、熱源部分を60%削減する計画を現在実行中です。計画には井水HPや太陽熱給湯、ナイトパージの導入など、作りだすだけでなく上手く自然エネルギーを活用する案も採用されており、注目を集めています。

建築環境に思いを馳せるのも面白い

一日いても飽きることはない観光スポットとしても愛されている京都駅ビル。施工にあたって、かなり工期が厳しかったこともあり、夜間工事にかなりの時間を費やしたとされています。また、その大きさと長さを兼ね備えた建設物が故に多くの揚重機を要し、鉄骨工事やPC版工事を行う様は壮大だったとされています。

立派な建物の裏には、多くの大工、ゼネコン、工務店、建築家が関わり、その協力を経て出来上がっているのです。もちろん、そこには道具や資材も欠かすことできない要素です。型枠工事に関する資材や道具の提供は東和製作所におまかせください。

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