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関西国際空港の建設費や工法は?世界初、海上埋め立て空港の技術

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伊丹空港、神戸空港と並び、関西の空の玄関口とされる関西国際空港。24時間利用できる日本初の空港として脚光を浴びました。また、海上を埋め立てて作られていますが、空港として実は世界初。高い技術力が評価されました。今回はこの技術や歴史について注目していきましょう。

関西国際空港の歴史

大型ジャンボの登場や1964年に海外旅行自由化となったことを受け、既存の大阪空港では対応できないということで、新空港の建設を検討したのが始まりです。実は淡路島が候補になったこともあったのですが、最終的に泉州沖へと落ち着き、現在の形となりました。工事については第一期と二期に分けて行われましたが、それぞれをみていきましょう。

-第一事業期(1994年9月4日開港)
関西国際空港の総建設費は1兆5000億円と莫大な費用がかかっています。ですが、当初の予定を下回る成績が続き、大阪国際空港に発着規制をかけたり、着陸料を下げることでようやく改善することができたのです。

-第二事業期(2007年8月2日共用開始)
大阪オリンピック招致に向けて建設されましたが誘致は失敗に終わり、事業は圧縮され「20世紀末の三大バカ事業」と酷評されることも。ですが、米国土木学会が選ぶ20世紀最高の空港プロジェクトに選ばれるなど海外からは高評でした。

ジャッキアップ工法や建設の主な流れ

建設の流れをざっくりみると、海底の軟弱地盤を強化して護岸工事を行い、土砂で埋め立てるといった順で進められました。現在でも地盤沈下は止まってはいませんが、一部だけでなく均一に沈下するよう設計されているため、トラブルとは無縁です。ターミナルビルにはジャッキアップ工法が用いられており、わずかな傾きが起きてもジャッキに鉄板を挟んで調整できる仕組みとなっています。

また、およそ900本ある柱は、常に沈下の具合を自動計測されてるようになっており、ジャッキアップのタイミングを見逃すことはありません。最近では関西国際空港の地盤沈下も随分治まりつつあるので、数年に1度の調整で十分なのだとか。

建設資材なら

関西三港の在り方について少し話題になったりもしていましたが、建設に関する角度から見てみるのも面白いですね。空港建設にかかわらず、どの建設や建造物、どの工事にも良い資材と道具が必要になります。型枠工事に関する資材、道具については東和製作所におまかせください。

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