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様々なドラマが生まれた帝国ホテル、その建築や歴史について知ろう

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ホテル御三家の1つであり、日本を代表するホテル「帝国ホテル」。時代の過渡期に構想され、現在の地に立つまで様々なドラマがありました。今回はそんな帝国ホテルの建築や歴史を見ていきましょう。

帝国ホテルの歴史

帝国ホテルは鹿鳴館を利用する国内外の客人をターゲットにし、有限責任帝国ホテル会社として1890年に誕生しました。宮内省も出資してネオ・ルネサンス様式と国内初の本格的洋式ホテルで木骨レンガ造の3階建。

その後、利用者が増加したことや老朽化も進んだことから20世紀の巨匠フランク・ロイド・ライトの設計による新館を着工しました。西洋文化のみに傾倒したものではなく、日本の風土に合った有機的建築様式を上手く取り入れた空間構成からは、ライトが日本の建築に大きな影響を受けていたことがわかります。

ですがこだわりすぎた結果、予算は6倍以上へと膨れ上がり、ついには設計から外されてしまい、完成を見ることなく帰国となりました。

それから1年ほどで完成しましたが、開業の日がなんと関東大震災!一難去ってまた一難、というところでしたが、エキスパンションジョイントを活用した耐震構造が功を奏し、大きなダメージを受けることがなく威風堂々と立ち続けた、その建物の姿に注目が集まりました。

帝国ホテル建設と耐震

フランク・ロイド・ライトが帝国ホテル設計に尽力したその一端を見ていきましょう。内装はライト自身が厳選した大理石やテラコッタを使うなど、その独特の世界観が建築史にも大きな足跡を残しました。

また、大規模ホテルとしては世界で初めてスチーム暖房を完備し、防火対策をするなど美しさだけでなく安全性にもこだわりが詰まっています。前述の通り耐震についても気を配っていますが、エレクトロスラブ溶接法やスリット壁、電力や給排水システムに至るまで当時の最先端技術を惜しみなくつぎ込んでいたことが分かっています。

その結果、費用面についての問題がぬぐいきれずライトは解任されてしまいましたが、惜しみなく技術をつぎ込んでいなかったら開業日に関東大震災によって大きなダメージを負い現代まで残っていなかったかもしれません。

いい建築をするなら

帝国ホテルのような立派で想いのこもった良い建築物が仕上がれば、建築に携わった人は今でも誇りに思うでしょう。その誇りはその後サービスを提供する人たちへと波及していき、良いサービスを提供し続けようとする思いが宿ります。そんな、思いが宿るような良い建築をするなら、まずはいい資材・道具が必要になります。それらを安く、迅速に提供できる東和製作所にお任せください。

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