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あべのハルカスができるまで 建設にはあらゆる工法と歴史があった

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横浜ランドマークタワーをおさえ、今では高さ日本一のビルと称される「あべのハルカス」ですが、超高層ビルであるが故に建設も大変だったとか。今回はそんな、あべのハルカスの工法や建設事情についてご紹介します。

あべのハルカスの建設背景や関わった人物

あべのハルカスは2014年にオープンした日本で一番の超高層複合ビルであり、国内初となるスーパートール(基準を満たし、300mを超える高層ビルを指す)です。阿部野橋ターミナルビル旧本館の建て替えに伴い計画されたもので2006年頃から計画が具体化しました。

計画の初期段階では航空法の規制にしたがって270mほどの高さとなる予定でしたが、法改正によって規制がなくなり高さ300mが実現したのです。デザインはかつて世界一の高さを誇ったペトロナスツインタワーを手掛けたシーザー・ペリ。彼は大阪歴史博物館や国立国際美術館なども手がけており大阪に馴染みのある人物です。名前には通天閣のように親しまれる阿倍野区のシンボルとなり、人々の心を晴れ晴れとしたものにするビルとなるようにとの想いが込められています。

日本一の高さを可能にした工法とは

あべのハルカスの工事は構想段階から異例ずくめの出発でした。まずは建設を可能にするために特区申請を6ヶ月で行わなければならないと聞けば、経験のある方ならその大変さが嫌というほど分かるでしょう。

旧本館の改装ですが東館を営業したまま工事を始めなければならず、5つの鉄道に囲まれた敷地ということもあり、その構造の複雑さから、日本一難解な工事とも呼ばれるほどでした。

短期間で建設するために地上部と地下部をほぼ同時に工事を進める「逆打ち工法」を採用しました。また、資材をなるべく搬入・搬送を避けるため養生枠をスライドさせ再利用する工法も用いています。それによって鉄骨建て、コンクリート打設、外装の取付けを安全に同時に行え、最大の懸念点でもあった高所での安全面をクリアすることができたのです。

日本一の高層ビルにはさまざまな工夫

この巨大な高層ビルを支えるのは、コンクリートを鉄骨の中に圧入することで強度を増した世界トップクラスの強度を誇るCFT柱を使用。コンクリートもポンプ車を使い、はるか300メートル上まで一気に圧送されています。あべのハルカスの建設には、実は多くの工夫がされているのです。どんな建設物も質の高いものにするには、想いだけでなく、工法や良質な道具、資材も必要です。型枠工事の資材、道具の提供については東和製作所におまかせください。

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