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阪神高速一の美しさ-大斜長橋、東神戸大橋の免震構造や施工技術は?

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東神戸港にかかり、深江浜町と魚崎浜町を結ぶ「東神戸大橋」。交通の要となるだけでなく、どこからみても美しく見えるように景観も考慮し設計された長大橋です。今回は、その美しさの基にある免震性や技術力についてもみていきましょう。

東神戸大橋とは

東神戸港を結ぶ東神戸大橋は阪神高速の一部であり、高さ150m・長さ885m・中央径間485m、ダブルデッキ構造とかなり巨大な斜長橋です。1988年に着工、1994年の開通まで5年半もかかり、構造だけでなく外観への配慮した工事は大きく注目を浴びました。
橋脚工事を見学に訪れる方も多く、安全性の確保に細心の注意を払う必要があったとか。ちなみに、これほど長く巨大な設計となった背景は、大型フェリーが通る場所であり、航路を確保する必要があったからです。

景観も神戸の雰囲気に溶け込むよう配慮されており、ケーブルもすっきりと見えるようハープ型を採用。配管の色や素材にまでこだわった努力が実を結び、土木学会田中賞や神戸景観・ポイント賞を受賞!ライトアップも行っており、夜景スポットとしても注目を集めています。

免震も耐震も

東神戸大橋は上層が下り線・下層が上り線の2階建ての橋で、ダブルデッキ構造を採用しています。ダブルデッキ構造はそれほど珍しくありませんが、ダブルデッキ構造の吊橋は世界的にも珍しい存在。
近いところでは、レインボーブリッジも同じ構造ですね。神戸のシンボルとしての意味合いもあったため、景観をかなり意識しており、部材連結はボルトが見えないよう溶接を主体するほどの力の入れようです。

地震に対しても細心の注意を払っており、伊豆沖地震や千葉沖地震のデータを元に耐震試験や耐震解析を繰り返し誕生したシステムを採用しました。主塔部の支持形式は、ケーブルで吊り下げるオールフリー支持形式を採用しています。
この支持形式は地震の際、ブランコのように揺れることでエネルギーを逃し、地震エネルギーを橋に伝えづらい柔耐震構造です。大きく主桁の変位が発生しないよう「縦置きサンドイッチ型積層ゴムダンパー」という制震装置も設置した免・耐震構造で安心を支えています。

いい建築にはいい材料を

東神戸大橋だけでなく、立派な建築物には工事、設計に関わる多くの人の苦労や努力によって建てられます。その際に資材や道具が必要になります。そんな職人さんの想いや努力に応えるような型枠の資材や道具の提供は東和製作所におまかせください。

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