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知らなきゃ損!工事の成功には欠かせない「品質管理」について

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工事の質を高め、安全に行うには「施工管理」「安全管理」「品質管理」に気を配る必要があります。どれか一つ怠ってしまうだけでも、構造物、現場に携わる人、クライアントに迷惑がかかってしまいます。今回は、その中から「品質管理」についてご紹介します。

品質管理とは

品質管理といっても現場によってさまざまな意見があるかもしれません。品質保証を司る、国際規格のISO9000(国際標準化機構の基準)では「本来備わっている特性の集まりが要求事項を見たす程度」と定義されています。建築現場に置き換えると、設計図面通りに強度や機能など規定された質を満たす工事や施工が行われているか管理するということですね。

計測・施工状況、試験記録・状況、送り状などの材料搬入報告書や施工計画書までさまざまな場面で品質管理業務が必要となります。

特に配筋工から型枠工に交代する現場など、後からは確認できない箇所は責任の所在を明らかにするためにも、必ず確認が必要です。また、各工程のチェックポイントを品質管理業務の担当者が確認し写真を撮って客観的な証拠を記録し、提示するよう求めるクライアントも増え始めています。

品質管理と写真

先日、ドローンが業務効率化に一役買っており、様々な撮影を可能にしているといった話をしましたが、現場監督が巡回して撮影することもあるため、その写真を確認することが多いのが現状でしょう。また、施工管理の担当として日が浅い方にも任せられることの多い業務でもあります。ポイントとしては、撮影した年月日を明確にする工夫や、立会者も撮影しておくなどの配慮が必要となります。

  • ・材料搬入報告による確認写真
  • :搬入した「資材」、「仕様」、「数」を記録しましょう。

  • ・鉄筋工事における施工写真
  • :壁、柱などが、いつ、どこ、どのタイミングでできるかを把握します。型枠で配筋が見えなくなる前に撮影をし、設計通りに配筋できているか確認ができる写真を納めましょう。

  • ・コンクリート工事の試験状況写真
  • :生コンの試験業者に試験を依頼したら、その試験の様子を撮影。

過去記事:国土交通省も注目!建設業界の人手不足を解消するドローンの活用

また、闇雲に撮るのではなく、漏れがないよう撮影計画書を作成するのもおすすめ。コンクリートの品質管理の例を挙げると、曲げ強度や圧縮強度試験ならコンクリートごとに、ひび割れ調査なら対象構造物ごとに1回撮影するなど数や撮影項目を明確にしている現場もみられます。

施工の品質管理にも

品質管理は型枠工事においても重要。コンクリートで配筋を覆ってしまえば後々簡単に見直すことはできず、何が原因でそうなったのかを知るすべはありません。残念ながら手抜き工事のニュースも時おりみられますが、実直な仕事をしていてもトラブルが起こる場合もあります。

いざという時のためにしっかり記録を残す意味でも品質管理を今一度見直しておきましょう。施工する際にはよい道具、資材の備えも重要です。型枠工事の資材、道具については東和製作所までご相談ください。

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