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数々のドラマが生まれた甲子園球場、その建設の歴史を振り返ってみよう

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今年もたくさんの記録、いくつものドラマが生まれた甲子園。阪神タイガースの本拠地でもあるこの球場の正式名称は「阪神甲子園球場」。日本でも有数の歴史ある球場ですが、今回はその甲子園球場の建築の歴史を紐解いていきましょう。

甲子園の歴史

甲子園球場建設は全国中等学校優勝野球大会が盛り上がり、それまでの球場では手狭になったことで大阪朝日新聞が提案し、計画が動き出します。

実は、野球だけでなく陸上競技などに対応する大規模な多目的野球場を目指していましたが、日本初の試みであり前例はなし。そこで、ニューヨークのジャイアンツが本拠地にしているポロ・グラウンズをお手本に設計や計画を進めることとなりました。

完成したのは1924年、縁起が良いとされる甲子年だったため「甲子園大運動場」と名付けられたのが名前の由来。多目的を意識したため、通常の野球場よりも規模が大きく、後に来日したベイブ・ルースが「大きすぎる!」といったと伝えられています。

大改修後の甲子園

今から90年以上前に建設された甲子園。構造体は鉄筋コンクリートで、小さな改修はそのつど行っていましたが、7〜80年もの経年変化で中性化、内部鉄筋の腐食が進行。ついに”21世紀の大改修”という大鉈を振るう時がきたのです。改修というのも甲子園球場の歴史や伝統を少しでも後世に残すためとか。

とはいえ、夏や春の高校野球も夏のプロ野球もお休みすることはできないので、使える時間はシーズンオフのみであり、工程を分割することでやりくりする計画が立てられました。

大林組主体で始まり、2007年10月からの第1期は耐震補強や内外装の改修。内野スタンドはトラス型補強を行い耐震補強、さらに既存スラブに新設と増設を施して耐震壁効果をもたらすスラブ厚、配筋を設定、動線の自由度もアップさせました。

翌年2期は新・銀傘への掛け替えや既存のRC構造の劣化を防ぎつつ外壁を補強。特に、既存構造体の内部鉄筋の腐食による劣化への対策に重点が置かれました。そこで補強後、コンクリートには全面ポリマーセメントモルタルを用いて保護することで対策をとりました。

最後の3期は甲子園の名物・蔦の植え替えなどを行い無事終了しました。

甲子園の建設と改修

ざっと駆け足でみてきましたが、甲子園には野球ファンだけでなく多くの職人やゼネコンの支えがあり今があるのです。ですが、そのゼネコンや職人仕事を支えたのが、良い資材や道具ではありませんか?型枠の道具や資材の提供についてのご相談なら、60年の歴史ある東和製作所におまかせ下さい。

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