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鉄骨と鉄筋コンクリートを構造に持つ表参道ヒルズの建設やコンセプト

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華やかな表参道に生まれた新ランドマーク「表参道ヒルズ」は文化商業施設ともいわれ、たくさんの人やものがあつまります。華やかな面にばかりスポットが当たりますが、景観を損なわないよう調和を目指した鉄骨と鉄筋コンクリートによる建設の結晶だということはご存知でしょうか?今回はその表参道ヒルズの建設背景やそのコンセプトについてご紹介します。

鉄骨と鉄筋が織りなす表参道ヒルズの歴史

1926年、関東大震災の復興支援のために当時珍しかった鉄筋コンクリート住宅として誕生した「青山アパートメント」。レトロな外観で表参道のランドマークとして長年親しまれてきましたが、老朽化に伴い2003年に解体工事となりました。実は、1960年ごろから老朽化が問題視されていましたが、阪神大震災をきっかけに計画が具体化したのです。その後継として誕生したのが「表参道ヒルズ」。表参道に自然と溶け込む建築であることを第一に、森ビルが中心となって再開発を進めました。設計を担当したのは”光の教会”で知られる安藤忠雄氏。フランス芸術文化勲章を受賞するなど国内外で活躍する有名建築家です。

表参道ヒルズの構造と建設

表参道ヒルズは一部鉄筋コンクリート造。けやきの高さと合わせるため、居住区を合わせ地上6階と、高層建築ではありませんが地下も6階まであり、見た目よりも延床面積はかなり広くなっています。地下3階から地上3階部分は吹き抜けとなっており、海外のショッピングモールのような開放感のあるデザインです。これを可能にしたのが、OWS工法。ポリマーなどで構成される安定液で地盤の崩壊を防ぎながら地下掘削工事を行うことで時間短縮や安全性の向上を実現しました。深さ30mに及ぶ掘削では耐震性が気になるところですが、地震時の負担を軽減することのできる波形鋼板のCWSジョイントを採用することで安全性を高めています。また、3階と居住区のある4階との境には油圧ダンパーや積層ゴムを設置することで耐震性の向上に貢献しています。

建築関係者目線で

表参道ヒルズには、定番から個性派までさまざまなファッションブランドが軒を連ねています。また、レストランも充実しており、イベントも行われるなど、東京観光するなら外せないという方も多いでしょう。ですが建築関係者ならその歴史や工法、外観や内観の美しさに目を向けても面白いですね。
良い建築をするなら良い資材、迅速な資材提供が必要です。型枠工事に必要な型枠資材、道具については東和製作所にご相談ください。

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