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建築のIT活用を知ろう! 3DCADって、どんなもの?
建築・設計を効率よく最適化してくれる3DCADをご存知でしょうか。最近、建築業界も例外なくIT導入の動きが顕著なので、ちょっと知識は付けておきたいところ。基本を知っていれば取引先とのやり取りもスムーズにいくでしょう。今回は3dcadについてご紹介していきます。
3DCADとは?
3DCADとは、3次元を利用したCADを指します。立体的にプリントできる3Dプリンターやゲームなどで身近な存在の3D、さまざまな分野でも応用されていますが建築業界も例外ではありません。
建築図面を立体的に作成することで、誰もが初見でもどんな建築物なのかを把握できるメリットがあります。実は、ベテランの設計者でも、図面をパッとみただけではどんな建物になるかを読み取るには時間が必要です。
3DCADを使えば、360度グルッと回転させながら建物の全貌を把握するのも簡単。建築に関わる営業や購買者、発注者などさまざまな人が建築図面をチェックする必要がありますが、誰もが理解しやすいでしょう。一目見て分かる状態なら説明などの時間が短縮されるだけでなく、コミュニーケーションも活発化するなど3DCADを使うメリットは少なくありません。
BIMと3DCADは別物
2DCADと3DCADの違いは多々ありますが、概念が異なるということを知っていればその違いが分かりやすいでしょう。2DCADを従来通りの”製図”とすれば、3DCADは”造形”といったところです。
また、3DCADといえば、「BIM」を思い浮かべる方もいるでしょう。大手ゼネコンを中心に普及しており、全体の86.9%をカバーするともいわれています。
ですが、3DCADとBIMは別物。3DCADは、何もない状態から作りあげていくのに対し、BIMはすでにパーツが用意されており、それを組み上げていくという違いがあります。ざっくりいえば3DCADは粘土細工、BIMはレゴのようなイメージ、より図面の整合性が保ちやすく普及が進んでいます。
3DCADの資格も
3DCADを仕事として極めたい方は資格もあります。CAD利用技術者試験がメジャーですが試験では、作図の速さや正確さ、建築に関する知識やコミュニーケーションも問われます。基礎、2級、3次元2級は誰もが挑戦できますが、それ以上は2級を合格していないと受験はできません。まずは手の届くところからチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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