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RC造の建築には欠かせない躯体図、あなたはわかっていますか?

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 鉄筋コンクリート造の建物が大半を占める現代において、必要不可欠なのが「躯体図」ではありませんか?ですが、意外に”なんとなく”な方も多いようです。そこで今回は、躯体図について詳しくみていきたいと思います。

躯体図、どこまで知っていますか?

地域によっては「コンクリート図」や「裸図(はだかず)」と呼ばれる躯体図、どんな役割をするかはRC構造の建築・工事に携わる方であれば大抵の方なら知っているでしょう。

ですが、「躯体図の意味や役割」については、どこまで知っていますか?ご存知かもしれませんが躯体図とは、コンクリート打設や鉄筋の位置・寸法などを記したもので、基礎工事の要となる図面です。型枠の作り方にも大きな影響を与える存在ですが、そこから工期だけでなく品質やコスト、さらに安全性なども読み取ることができます。

躯体図の種類

一口に躯体図といいましたがいくつかの種類があり、その中で主に使われている5つの種類についてみていきましょう。

  • ・杭伏図 
  • 土台に打つ杭の種類や場所、打ち込みレベルなどを示します。 何が盛り込まれている図なのか具体的かつ簡単にいうと、「どんな杭をどの位置にどのくらい杭を打ち込むのか」ということが描かれています。

  • ・基礎伏図
  • 基礎やアンカーボルト、人通口やピットについてなど、主に住宅の基礎部分の配置や形状について描かれています。

  • ・床伏図
  • 階伏図とも呼ばれ、柱や梁などの情報が書かれています。見下ろした状態で描かれた図面です。 また、材の太さや流す方向に加え、補強すべき箇所などの細かい点も描かれた図でもあります。

  • ・見上図
  • 柱や梁などの情報が書かれていますが、こちらは直感的に見上げた状態で描かれています。

  • ・躯体断面図
  • 壁やスラブの厚みが確認できます。 平面図との差異などに気をつけて描いて、読む方に負担がないように注意しましょう。

全信頼をおくべき指示書ですが、建築深くまで理解できていなくても、CADが扱えれば描けてしまうという怖さもなきにしもあらずです。よい躯体図を描く、読み取るためには、コンクリートの特性や建築の基礎についての知識が前提として必要といえるでしょう。

ステップアップにも

RC造の図面にかかわらず、しっかり理解していないと品質に影響がでてしまったり、工期が延びてしまったりと、クライアントを困らせてしまいます。建設業界に入ってまだ間もない方は、まず目の前のことをこなしている状態という方も多いでしょう。

ですが、まずは自分の理解できる範囲で知り、徐々に知識や理解を深めていくことはステップアップにもつながります。実践を交えながら、焦らずじっくり取り組んでいきましょう。また、知識や理解も大事ですが、それを形にしていくにはよい資材・道具がかかせません。そんな資材や道具に関するお悩みは東和製作所に任せください。

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