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六本木ヒルズの構造が実はすごい!その秘密は耐震構造にあり!

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六本木の街にそびえ立つ六本木ヒルズ。「ヒルズ族」という言葉も生まれ芸能人やセレブもこぞって訪れる、言わずと知れた有名な建物です。ですが、実は建設物としても多くの機能を持っていることはご存知でしょうか。今回は六本木ヒルズの構造について迫っていきましょう。

六本木ヒルズのコンセプトとは

六本木ヒルズといえば、ド派手でセレブなイメージをお持ちの方もいるでしょう。ですが、六本木ヒルズのコンセプトの1つは「文化都心」。おり紙や甲冑など日本の文化が持つ細かい意匠を利用し、何人もの著名な建築家たちがそれぞれの個性を出しつつ調和のある建築物を生み出しました。

長府毛利家の屋敷があり、日本初の美容室といわれるハリウッドビューティサロンなどさまざまな施設があった土地柄。時代を経て、テレビ朝日の本社が移転し、地権者が森ビルに移ったことで再開発構想が生まれたのが六本木ヒルズの始まりです。

当時は反対運動などもありましたが、東京都も再開発に加わり「六本木六丁目地区第一種市街地再開発事業」が正式に動き出しました。施工会社は大成建設や大林組に鹿島建設など大手が共同で行う、一大プロジェクトだったのです。

もう一つのコンセプト

六本木ヒルズにはもう一つのコンセプト「逃げ出す街から逃げ込める街へ」があります。阪神大震災をきっかけに災害に強い街づくりを進める森ビル。六本木ヒルズでは、構造を一部鉄骨鉄筋コンクリート造と鉄筋コンクリート造に定め、オイルダンパーや低降伏点鋼制御壁など最新の耐震構造を惜しみなく盛り込み、全体の耐震性もアップさせているのです。

工事は住宅街があることへの配慮や、六本木ヒルズの建築だけでなく、公園や道路の土木工事も並行するということでかなり試行錯誤が必要だったとか。

他にも、建物の敷地領域が不明瞭であったり、近隣に迷惑をかけないように工事車両の通れる場所を制限したため、ミキサー車やダンプカーの出入りに苦戦したりも。これらを解消すべく「施工調整室」を設置し、各工程の優先順位や動線の割り振りなどを調整することでクリアしていきました。

災害対策はかなりのもの

地下には井戸があり、帰宅困難者が1万人ほどなら3日間は滞在できる備蓄がされている六本木ヒルズ。2.5㎞圏内の社宅に住む社員の方は2ヶ月に1度災害演習を行なうなど対策も万全です。

また、エネルギープラントからも電力が供給されるので、空調や電気についてのライフラインにも対応しています。他の企業や自治会との連携や、災害ポータルの充実も忘れてはいけません。高級で立派だというイメージは強いですが、実はこんなにも機能的な建物なのです。

もちろん、構想の実現は多くの建設に携わった人の支えがあってこそ。よい工事を支えるには、よい資材が必要です。資材、道具については60年以上の歴史を誇る東和製作所におまかせください。

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