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環境にやさしい樹脂型枠を用いて工事をしていこう!
樹脂型枠は銅製型枠の軽量化からスタートしましたが、現在では強度や加工性の向上といった作業面ももちろん、コスト的に優れた型枠も開発されています。今回は建築関係者なら気になる、樹脂型枠についてみていきましょう。
樹脂型枠のメリット・デメリット
プラスチック型枠とも呼ばれる「樹脂型枠」!まずは簡単にメリット・デメリットについてみていきましょう。
メリット
・廃材問題に強い
そもそも、CO2や産業廃棄物の排出削減を目的として開発されている背景もあり得意分野!合板型枠のように廃材を出さないだけでなく、廃材を利用した廃棄物リサイクル樹脂も使用できるエコなカタパネルである。
・状況を把握・管理しやすい
樹脂型枠はプラスチックなので透けるのも特徴の1つ!これまでみることのできなかった型枠内部の充填状況も把握でき、失敗の芽を摘み対策ができる。
・熟練の業がなくてもOK
簡単なジョイントで接続でき、面積の広い大型建造物からベランダの手摺などの小さなものまで簡単に施工できるので熟練工が不足する現場でも型枠工事がスムーズに進められる。
デメリット
・燃焼性がある
石油製品なので鉄筋や鉄骨の溶接時など、高温な熱源が近づかないように注意する必要がある。
・衝撃に注意
プラスチック部分に傷がつくこともあるので、施工時に配慮が必要。
樹脂型枠の実用例
橋や新幹線の線路の建設現場や、橋脚の耐震工事、トンネル新設工事など、大規模な建築物から、フェンスの土台などちょっとした部分までさまざまに用いられています。また、海水がある地域での作業にも適しており高潮対策のための海岸保全施設整や、河川改修でも利用されるケースが増えています。
型枠にも個性がある
コスト削減や人材の確保にもメリットがありますが、特に環境にやさしい工事を進めたい方にはチェックしていただきたい工法です。とはいえ、これまでお伝えしているように型枠にも向き不向きがあります。現場に適した型枠選び、工具、資材に関するお悩みがありましたら、東和製作所にご相談ください。
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