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水害対策の役割も果たす?ダムが持つ「調節」の機能
水害対策にもなる?「ダム」が持つ役割
ダムは、かんがい用水・水道水を確保だけでなく、川の水が少ない時期は生態系を守るため放水するなど、環境を守る役割もあります。水位調節の役割がメインであり、普段の暮らしを支えるのはもちろん、台風や豪雨の際には水害の防止に大きく役立つ頼もしい存在です。
ダムに存在する「洪水吐き」その機能とは?
多くの雨が降った際、一時的にダムに溜め込み、河川に流れる量を減らすことで洪水や浸水など水害を防ぎます。そのため、台風シーズンには通常よりもダムの水量を減らし、有事に備えているのです。とはいえ、全てを溜め込めるとは限りません。満水になって機能を失わないよう適度に放流を行うのですが、その際、水は「洪水吐き(こうずいばき)」から放出されます。ダムによってその形状は異なりますが、通常の放水と、満水を防ぐなど非常時に放水するための2つが設置されているのが一般的。洗面台のボウルには排水口とは別に、フローオーバーと呼ばれる水が溢れないように穴が設置されていますが、排水口が通常用の洪水吐き、フローオーバーが非常用とイメージするとわかりやすいでしょう。洪水吐きによって水がダムから溢れないよう適切に調整しているのです。下流の負担を減らすために水量を調整することは大切ですが、制御できないほど溜め込んでしまうと崩壊など、さらに大きな災害に直結してしまう可能性もあるため危険。許容範囲を越えない運営が求められています。
水害対策を支える「型枠」のちから
ダムは水害対策としても優秀ですが、洪水吐きなど設備は主にコンクリートで作られています。そのため、完成させるには型枠が欠かせません。住宅やビルなどの型枠とはまた違った知識とノウハウが必要な分野。成功させたいとお考えの皆さまを、歴史ある東和製作所が適切にサポートいたします。
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