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東日本大震災からみるコンクリート構造 今後の建築はどうなる?

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東日本大震災で明らかに

関東大震災でも、RC構造(鉄筋コンクリート構造)の耐久性は木造よりも優れているのは実証済み。内閣府主導の津波避難ビルに関しては、1981年から新耐震基準をクリアしたRC造か鉄骨鉄筋コンクリート造を条件にする指針がありました。

しかし、津波による被害についてはデータが少なく、誰もが東日本大震災の津波で始めてその実力を目の当たりにすることになったのです。結果は、RC構造の建物は津波による倒壊被害は少ないだけでなく、最終的に形が残されていたのもRC構造の建物だけというもの。

津波避難ビルの方針の正しさは、奇しくも東日本大震災で証明されました。この結果を受け、現在、改めてRC構造の頑丈さが注目されています。

RC構造の課題も浮き彫りに

ただ、その耐力は完璧という訳にはいかず、いくつかの災害の課題も残しています。

まずは、倒壊について。津波による横の力に耐え切れずに倒壊したり、倒木や土砂に押し切られたビルもあります。次に、転倒も。特に4階建てまでのビルが完全に横倒しになるなど、あまり例をみない被害でした。推測するに、地震で地盤が緩んでしまうことや、水に浸かった建物に発生する浮力などが原因なのでしょう。

似たような原因から、移動や流失もみられます。津波で所在が分からなくなるほど流されてしまった建物、こちらも例がない被害です。さらに、柱や壁が波によって、破壊され建物の倒壊を招いた例や、津波で外部材や内部材が流されて骨組みのみになった建物も。そして洗屈。こちらは、津波の水流で建物の隅角部に渦ができる現象で、建物を傾倒させていました。

最後は、漂流物の衝突。さまざまな漂流物が衝突し、鉄筋コンクリートであっても破壊や倒壊を引き起こします。単純な水害であれば、もう少し耐えられるでしょうが、予想外の被害も多々みられた東日本大震災。今後の建築は地震・津波対策として、漂流物も想定していかなければなりません。

日本に必要なのは災害に強い建造物

古来より地震と隣合わせで暮らしてきた日本。災害に強い建造物の建築は現在でも盛んに行われ、世界トップクラスの研究が重ねられています。研究も大切ですが、建築物を造る上では型枠大工の力は欠かせません。その際の道具、資材の提供は東和製作所がいつでもお受けいたします。

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