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建設業のIT化-電子商取引導入の事例やメリットについて

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i-ConstructionやBIM、3DCADなど建設業のIT導入がめざましい。他にもIT導入の取り組みとして、業務上の効率化のための電子商取引による「IC-NET」もあります。今回はその便利なシステムについてご紹介します。

CI-NETとは

CI-NETとは「Construction lndustry NETwork」の略称。なんだか難しそうですが、要は国内の建設業界で見積書や注文書、請求書などを、ネットを介して企業間で交換するシステムです。これまで帳票に書き起こしてやり取りしていたものを電子化することで、ペーパーレス化を加速し、工事の効率がアップし仕事の効率化に貢献。その効率化と相まって人的コストの削減にも役立ってくれます。

また、FAX代や郵送費、印紙税といった経費のカットも同時に行うにも効果的!人的ミスを低減させる効果もあり、受注側・発注側双方にメリットのあるシステムといえるでしょう。近代的な取り組みのようですが、1970年には情報処理の促進に関する法案が整備され、1991年頃から指針が示されていたものがようやく実を結んだもの。実証実験を繰り返し、ようやく実現に至り、国土交通省も導入に積極的です。

導入手順を簡単に紹介していくと以下の通りです。

1.CI-NETの基本を理解する

2.CI-NET利用のための調査

3.CI-NET利用の範囲を決める

4.社内利用中のシステムとの連携の検討

5.CI-NETの導入方法検討

6.利用のための練習、研修

7.運用

導入の協力企業によってフローは異なることがありますが、大まかには上記のような流れになると覚えておくと良いでしょう。

CI-NET事例と効果

事例の一つとその効果をご紹介しましょう。購買見積や注文業務を電子化したケースです。発注者側企業は総合工事業者で年間売上高170億円、受注業者は専門工事業者で年間売上高3億円ほどの中小・中堅建設業者に導入したものがあります。すでにパソコンやインターネット環境は整っていることもあり、システムを導入するコストはソフトウェアやカスタマイズなどでおよそ10万円ほど。ランニングコストは年4〜6万円程度と低価格です。

そして、CI-NET導入による効率的な業務になったことで発注側は1,100万円、受注側は83万円のコストカットを実現!さらに注文から請書を受け取るまでの時間が1.7日短縮、注文請業務時間は4.1時間短縮しています。情報の共有にかかる時間の短縮にも貢献しています。

CI-NETによって工事の効率化も

大手だけでなく、中小企業なども電子商取引の導入の仕組みを活用すればコストカットや時間の短縮、工事の効率化も可能にします。CI-NET導入企業も平成12年を境に、大きく増えています。工事の道具や材料はいいものを使いたいですね。あらゆる工事の基礎になる型枠工事に関する資材や道具の提供は東和製作所におまかせください。

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