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大工なら知っておこう!長期修繕計画着工からマンションの引渡しまで
マンションなどの住まいは計画的にコンクリートを点検し、修繕を繰り返すことで80年は住み続けることができるとされます。修繕を施すことで建物自体の機能を維持することができるわけですが、どのような計画を立てるのが正解なのでしょうか?今回はマンションの長期修繕計画における作成方法や対象範囲についてご紹介します。
長期修繕計画とは
大規模修繕工事計画の進め方について以前お伝えした通り、大まかなポイントは理解されているのではないでしょうか?その際、おおよそ12年に1度のスパンで大規模修繕が必要とお伝えしましたが、建築物の立地や環境、使われている材質、日常の管理方法によってその周期は左右されます。
そのため、それぞれの特性に合わせて長期的に建築物の機能を保てるよう、短期的な維持や管理だけでなく長期的な目線での修繕計画が不可欠。また、計画を立てても事情が変わってくる場合もあるため、必要に応じて計画を見直すことも必要です。主な項目として挙げられるのは、
- ・対象部位や修繕周期
- ・工事の仕様
- ・単価数量や工事推定価格
- ・修繕実施予定年度
などが一般的です。また対象はマンションの共有部分が対象になるため、そのことを念頭に計画を立てましょう。
過去記事:今後の為に知っておくべき、大規模修繕工事計画の進め方について
修繕工事着工から引渡しまで
工事着工から引渡しまでの流れをざっくりみていくと
- 定例工程会議
- 検査・確認の立ち会い
- 最終引き渡し検査
- 引き渡しと支払
施工者、管理組合、設計監理者が工事を円滑に進めるように行う会議です。住民からの疑問・クレームなどの解消、工事における問題が生じた際の解決策や役割分担などが行われます。
設計監理者や管理組合の検査、足場バラシ前最終検査などについて立会検査を行います。
最終の立会検査や費用についての確認が行われます。
工事竣工図書の引渡し、費用の精算を行います。
といった順序で進めることが多いですね。
また、修繕工事が行われやすい箇所として、外壁・鉄部の塗り替えや、屋上やバルコニーの防水を強化する、排水管の交換や電気設備の補修や交換などが挙げられます。
マンションの施工から長期修繕計画まで
マンションの型枠工事にしかり、工事に関わるにあたって長期修繕計画に携わることもあるでしょう。基本的な流れや取り組みがわかっていると仕事をスムーズに進めることができ、ストレスも感じにくいですね。
マンションに限らず、建築物の型枠や資材については東和製作所にお任せください。
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