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墨だしの基本、あなたは知ってる?今さら、聞けない大工の基礎知識

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墨だしの基本を把握していますか?外注にまかせきりなんて声も聞かれますが、やはりミスはあるもの。しっかりと基本を押さえておけば、リスクを減らすことができるでしょう。今回はその墨出しの基本についてご紹介します。

大工と墨出し

墨出しとは、地図でいうなら緯度経度情報に値する基準のようなもので、図面と実際の位置を把握するための大切な情報です。どんなに優れた設計図であっても、正確に墨出しできていなければ、そのよさを活かすことはできません。昔ながらの墨つぼも現役ですが、最近はマジックが主流となっており、墨出しレーザーなどの機器も一般化しています。
墨出しをする上で気をつけるべきことは、

  • 1.わかりやすく確認しやすい場所にだす
  • 「墨出しする人」ではなく、「実際に作業する人」が分かりやすい部分に墨出しするよう心がけましょう。目的、次に作業する相手をしっかりと意識することが求められています。

  • 2.性質、現場を把握する
  • 墨出しは隠れる場所だけではありません。完成後表に出る場所には消せる素材で墨出しをする、消える確率が高いけど消えては困る場所はマジックに頼らないなど、現場に合わせた工夫が必要です。

上記2つを気をつけていきましょう。墨出しの技術や知識だけでなく、一手先を読んだ仕事が求められています。

墨出しのコツ

表に出る部分に消えない墨出しをしてしまうなんて失敗はまだ序の口。墨出しが正確ではない場合、その後の作業は計画通りに進まず時間や費用だけでなく信頼を失うこととなります。この失敗はペナルティーの対象となり、損失を補填しなければならないことも。そんな失敗をしないためのコツとしては、出来上がりを想像しつつ、現場を計りながら行うことです。また、慣れるまでは最初から墨出し寸法を図面にかいておくと失敗が少ないでしょう。建築の仕事は分野ごとに細分化されていますが、墨出し専門の墨出し工も存在します。高いレベルが要求される現場などは外注がおすすめですが、

なぜ、東和製作所が選ばれるのか?