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型枠に必要なコンクリートの知識 養生や硬化、種類、理解してる?

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型枠工事に限らず、あらゆる工事で使用されるコンクリート。建築の基本として、過去記事でも養生や硬化不良についてご紹介してまいりました。今回は原点に立ち戻って、コンクリート・セメントに関する復習や基本的なことについて改めてご紹介していきたいと思います。

強くて質の高いコンクリートを養生するために

コンクリートが硬化するには適度な湿度と温度が必要というのは常識となっていますが、まずは硬化の原理についてみていきましょう。粘土や絵の具は水分が蒸発することで硬化をするものですが、コンクリートは水が混ざることで「水和」という化学反応が始まります。言うなれば水は接着剤のような役割で、時間をかけながら安定化し、硬化するのです。

強いコンクリートを作るにはそのセメントの種類を吟味することも大切ですが、湿度と気温を管理し、雨ざらしにならないよう防雨シートで表面を覆い養生することがポイントとなるでしょう。特に、コンクリートは乾燥によってひび割れ・崩壊などの影響を受けます。そのため、セメントに適度に水分を与えるために散水や保湿を行う必要があります。かといって、水分が多すぎても硬化が不十分になってしまうこともあるので養生する上では気をつけたいところです。

また、セメントと水、砂や砂利のバランスを守ることも大切です。コンクリートの強度・質を高めるのは、それぞれ材料の粒子が隙間なく接合されることでもたらされるため、コンクリートや水の配合バランスも大事なのです。過去記事なども合わせて参考にすると理解が深めていきましょう。

過去記事:コンクリートの耐久性を向上させて、良い型枠工事を!
過去記事:コンクリートは工事の要 良い養生のポイントとは?

コンクリートの種類はどんなものがある?

寒中コンクリートについては以前お伝えしましたが、実は寒中コンクリートに限らず、コンクリートの種類はたくさんあります。

大型の構造物に

  1. ダムに最適な「マスコンクリート」
  2. 高層ビルは、流動化剤を混ぜ込み流動性の高い「流動化コンクリート」
  3. さらに流動性をアップさせた「高流動コンクリート」。締固め作業が不要と工程を減らすことも可能。
  4. 橋梁やプレキャスト コンクリートなど特に強度が必要な場合は「高強度コンクリート」

ひび割れ軽減に特化

  1. 膨張剤を混ぜることで収縮によるひび割れを軽減する「膨張コンクリート」 「低収縮コンクリート」があります。

  2. PC鋼線を仕込むことで引っ張る力からひび割れを防ぐ 「プレストレストコンクリート」は、長大橋やまくら木で活躍。

  3. 鋼繊維などを混ぜ込んだ「繊維補強コンクリート」も引っ張りに強い。

他にもいくつか様々な用途を持ったコンクリートが存在します。目的や場所に合わせてうまく活用して良い工事を行えるよう努めていきましょう。

過去記事:コンクリート養生の品質を高める 寒中コンクリートについて知ろう

強いコンクリートを養生するだけでなく

他にも、一部ポリマーに置き換えている「ポリマーコンクリート」などまだまだ多彩なコンクリートがありますが、コンクリートは型枠工事だけでなく工事全般で無くてはならない存在です。知識を拡充し、良い工事、良いコンクリートを養生していきましょう。コンクリートのみならず、良い工事には道具や資材も大事です。型枠の資材、道具の提供は東和製作所にお任せください。

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