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国立国会図書館関西館の入札や施工は?歴史と共にご紹介

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2004年のグッドデザイン賞にも輝き、近代的な印象を持った「国立国会図書館 関西館」。なんと1年以上に渡る掘削工事を経て建設されたりと、実は苦労ある建物なのです。今回はその国立国会図書館関西館の建設の歴史を紐解いていきます。

国立国会図書館・関西館建設の目的

国立国会図書館とは一般的な図書館機能だけでなく、国内で出版された書籍などの収集や保存を目的とした法定納本図書館です。そのため、膨大な収納スペースが必要であり、これまでの施設では手狭になったところ、関西にて新しいスペースを確保する運びとなりました。

1978年頃から要望が高まり、じっくりと計画を温めた上で一般競争入札を経て五洋建設が権利を獲得。1998年に着工、起工式には関係者やマスコミなど約250名が出席する大規模なものでした。

関西館には保管スペースだけでなく、情報時代を生きるための電子図書館機能も組み込まれており、遠方の利用者から寄せられるリクエストにも応じられるよう工夫されています。関西館は2002年に完成しましたが、これで終わりではありません。2013年からは第2期施設についての調査が始まっています。

デザインや機能性

日本だけでなく42カ国から493点も集まった公開建築設計競技を勝ち抜いたのは「静けさとシンプルさ」をモチーフにした陶器二三雄氏。地上4階、地下4階で蔵書倉庫や閲覧室のほとんどが地下にあります。深さ25m、量にして53万m3もの土砂を掘削するには1年以上の時間を要しました。

また、ガラスのカーテンウォールは足場を組むのではなく、組み上げたものを油圧ジャッキで起こして本体鉄骨にはめ込むウェイクアップ工法を国内で初めて採用!そのため、大規模な骨組みを、地上で組み立ててから取り付けることで高所での作業が減少。作業の安全性も確保されました。

また、ユーザーの使いやすさを追求するだけでなく、シンプルで周りとの調和が取れたデザインは2004年のグッドデザイン賞にも選ばれるほどの完成度があります。

国立国会図書館・関西館工事の入札事情

国立国会図書館・関西館の建設は、清水建設・鹿島・大林組・竹中工務店・五洋建設などが参加する入札によって請負業者が決定しました。また、建設だけでなく機械設備や電気設備も一般入札で発注先を決めました。

あとの作業を効率よく、安全に、良い建設物を作り上げるには、よい資材・道具が必要になります。よい型枠資材、道具の提供ついては60年の歴史誇る、東和製作所におまかせください。

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