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ダイバーシティで人材不足を解消!建設業界なら考えるべき取り組み
建設業界の悩みのタネといえば「人材不足」。こちらでも何度か、どう育成させるか、効率よく業務をこなすか、あるいはどう資材を用いるか、などの取り組みについてお伝えしてきましたね。今回は、人材育成や人材不足の取り組みとして挙げられている「ダイバーシティ」への取り組みをご紹介していきます。
ダイバーシティってどんなもの?
ダイバーシティを直訳すると「多様性」とでてきます。企業に当てはめると、性別や年齢に人種、これまでの学歴や職歴などさまざまなバックグラウンドを持つ人材を登用しようという試みで経済産業省も後押しています。
ダイバーシティ経営とも呼ばれますが、それぞれの違いを尊重し長所を活かしていくことで、働き方の幅を広げ企業の成長にもつながるといわれています。なんともざっくりですが、それぞれが安心して働ける環境を作ることで、職人の離職を防ぎ、技術習得のスピードも上げることができるなど高齢化、人材不足の建設現場でも有効な手段なのです。
具体的なダイバーシティ経営事例
- ・株式会社KMユナイテッド
- ・株式会社竹中工務店
塗装業界も3Kといわれており、若手の定着がままならない状況でした。そこで、男性で日雇いを中心とした採用枠の条件を取っ払い、やる気重視へ変更し、これまでの職人もすべて社員登用としたのです。
週休2日、介護・育児休暇あり、更衣室やトイレは女性専用のものを現場につくるなど、これまでの常識を一変させて働きやすい環境を整備する改革を行いました。
さらに徹底した技術教育を行った結果、技術習得スピードは10倍早くなり定着率も大幅上昇!社員の得意分野を活かした新事業もスタートし、業績も上向きと大きな結果を残しています。
大手・竹中工務店のダイバーシティ営業の柱としてマネジメント層の意識改革を進めました。女性や外国人など多様な人材を活かすためのマネジメント研修などを増やし、具体的な指示方法などを提示。
そうすることで、一人一人が意欲的に仕事に取り組むようになり、ワークモチベーションがアップ。メンタル面でのケアも行い、結果、女性発信の新事業も生まれました。
参考サイト:http://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/kigyo100sen/index.html
多様な人材不足対策
多様な人材を活かし、働きやすい環境作りに励めば自ずと人材が集まり育っていく。建築業界の人材育成とはとりわけ相性がいいようなので、業界全体で取り組むことで現状を打破できるかもしれませんね。
人材をさらに活かすためには良い資材と道具が必要です。型枠工事の資材、道具の提供は東和製作所におまかせください。
過去記事:若い大工を育てるには?将来のために考えたい、人材育成について
過去記事:大手建設会社も取り組む、人材不足への対策 あなたならどうする?
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