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コンクリート構造物の建設や舗装に役立つ スリップフォーム工法とは

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スリップフォーム工法、あまり馴染みのある言葉ではありませんがご存知でしょうか?実はあの東京スカイツリーの建設にも貢献した重要な工法!工期や人件費削減だけでなく出来上がりも左右するスリップフォーム工法、その魅力やメリットなどについてお伝えします。

スリップフォーム工法とは

スリップフォーム工法は、専用のジャッキで鋼製型枠を上げつつ断続的にコンクリートを打設し、均しながら建築していく方法です。従来は足場を組んで型枠を組んで、その部分が固まったら外して上に型枠を組んでいましたが、この工程が不要になります。いわば、型枠をスライドさせながら打設し、ずんずん上に伸びていくイメージ!最新の工法ではありませんが、タワーの心柱やタンクの壁の建設、高速道路の中央分離帯の防護柵といったインフラ系などさまざまなコンクリート構造物に使われています。1日に2mから8mほど進められ、現場によっては90%も工期を短縮できるスグレモノなんですよ。

スリップフォーム工法のメリット

①省力化、省人化

前述の通り、型枠の設置や撤去は不要であり作業は機械主体です。人材不足の建築業界にとっても、施主にとってもメリットがあります。

②工期短縮

作業が機械主体なので、もちろん機械が作業できるよう整える時間は必要です。しかし、ある程度できればコンクリートの打設も並行して作業できるので作業時間を大幅に減らせます。

③施工精度の向上

センサーラインを基準とし機械に制御されながらの打設なので、正確な施工管理が期待できます。

④コンクリート強度の向上

高振動のバイブレーター機能を使用すれば、手施工の場合よりも硬い生コンクリートの使用も可能!建築物の強度や安全性も向上します。

⑤コストダウン

工期短縮と省力化・省人化に伴い、コストがかなり落ちます。それでいて精度が高く、良い建築物ができるので一石二鳥です。

コンクリート構造物をご検討なら

スリップフォーム工法はここ20年ほどの比較的新しい手法ですが、東京スカイツリーやシンガポールのチャンギ国際空港管制塔などの高さある建築物だけでなく、トンネル内のコンクリート舗装など、さまざまなシーンで活躍しています。作業の素早さ正確さに定評があり、ガスタンクや発電所などの重要な施設の建設に使われるほど安全性についても太鼓判が押されています。コンクリート構造物をご検討の方なら知っておくべき工法の1つです。工法や資材などについて、ご相談したい方は東和製作所にお任せください。

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