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コンクリートの可能性を広げる、テクノショット工法をおさえよう!
テクノショット工法とは?
テクノショット工法はご存知でしょうか?テクノといえば音楽関連の用語っぽいですが、答えはノンポリマー系の補修工法です。これまでは、コンクリート補修にはポリマー入りのモルタルが主流でした。しかし、テクノショット工法では、ポリマーを含まないノンポリマーセメントモルタルを用いて行います。その工法の用途としては、寒い場所での修繕工事や港湾構造物、浄水場など、これまで難しいとされていた場所もOK。さらに、断面修復などの大きな面でも有効であり、さまざまな場面で活躍しています。
従来のポリマーセメントとの違い
では、従来からのポリマーセメントモルタルでの工法となにが違うのか?基本的な性能は、優秀といわれた従来のポリマーセメントに負けず劣らずの性能を兼ね備えています。また、ノンポリマーは施工中のはね返りが少ないため環境や職人さんの健康にも優しく、現場の掃除もスピーディーです。加えて、塩害や中性化にも強く再劣化のスピードも遅いため、ポリマーセメントモルタルは平均して30年ほどの耐用年数ですが、ノンポリマーは50年以上と長持ちな点もいいですね。補修箇所が再度ひび割れを起こすことも少なく、固まるスピードも早いので施工時間の短縮につながります。前出の用途の通り、寒いところでも使えるといいことずくめで扱いやすい存在です。また、仕上がりが薄めでも強度は強いため、厚みが気になる部分の施工でも気にする必要がありません。
これからを見据えて
人工知能に仕事が取られる時代がきても、建築系は苦手だから安泰なんて話もささやかれています。しかし、今のところ建築業界は空前の人手不足でこれからも劇的に改善される見込みは今のところありません。この話題も以前触れましたが、これからも建築業界は人材難が続いてく可能性が高いでしょう。それを補うのは3DプリンターやCNC加工機などこれまでになかった技術たちです。今回ご紹介したテクノショット工法も吹き付けると一度に厚めの施工が可能なので、養生が簡略化できるなど、現場の作業が楽になるポイントが含まれています。早くから新しい工法や資材には目を向け、施工時間の短縮や人員をかけずにできるものに切り替えていくのは大事なことです。資材などのお悩みはまず、東和製作所まで気軽にご相談ください。
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