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若い大工を育てるには?将来のために考えたい、人材育成について

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建築業界は人材が不足し未来が危ぶまれていますが、人材育成に力を入れている工務店なども登場しています。不足していく若い大工たちをどのように教育しているのでしょうか?

大工の修行は

大工は一朝一夕では使い物にならず、基本的に一人前になるには3〜4年はかかるといわれています。基本的に大工修行は、親方に付きながら現場の掃除から始め、徐々に現場に慣れていくものですが、内容や教え方の方針は親方次第となっていることがほとんど。

これでは、棟梁など手本とする人の技術によって、若い大工の技術もばらつきがでてしまいます。また、「見て覚えろ」という慣習が根強く残っており、現代の若者にはマッチしていない現実も。大工としての仕事ができることと「教える」技術はイコールではなく、育成していくためのイメージが湧いていない親方も多々みられます。

大工のなり方メソッド

大工になるまでの育成環境には問題が山積していますが、自社で育成することで解決している事例もみられます。

  • 1、木の扱い、納め方の制度を定め、品質の基準を設けた。
  • 感や感覚でやっているものに基準を設けることで誰にもわかりやすく教えやすい環境にする。

  • 2、品質管理を徹底。
  • 「どこまでできれば合格なのか?」に応えるための基準を明確にし、親方や現場が違っても一定の品質を保てるようにする。

  • 3、研修生の給与、賞与を明らかにし、モチベーションアップにつなげた
  • いつ上がるのか?いくら上がるのか?といった明確な情報がなく、モチベーションが保てないといったことがないよう明確にした。

  • 4、研修生の番付表を設けて、人手の足りないところに研修生を貸し出し
  • 自分のレベルにあった現場をいくつも体験することで、たくさんの大工に触れ合うことができます。技術の習得や情報交換などができるように。

  • 5、食事付きの寮を設ける
  • 仲間と切磋琢磨できる環境を提供することでドロップアウトを防ぎ、体調管理なども容易になった。

こういった取り組みにより、辞める人も少なく、技術の研鑽が図れる環境を実現します。もし、人的及び資金的に余裕がなく、取り組むのは難しい場合でも、部分的に取り組むだけでも効果はみられます。

大工には研修が必要

取り組み以外にも教える心構えとして、

  • ・その研修生ができないことはやってみせてあげる。
  • ・できたことに対して、ちゃんと褒めてあげる。
  • を心がけましょう。一見、当たり前のことのように思えますが、その当たり前を、当たり前のように対応してあげられていますか? 自身の指導を客観的に見つめ直すことも時には必要です。

    指導のこと以外に、資材や道具の提供に関して気になること、お困りなことはありませんか? そんな時には、創業から60年の歴史を誇る東和製作所におまかせください。

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