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社会を支える 鉄筋コンクリートと型枠大工の歴史を振り返ってみよう

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古代ローマ人も愛用したコンクリートは現代建築にも欠かせない存在ですが、鉄筋コンクリートが発明されて以降その用途は大きく幅を広げました。今回はその技術と型枠大工がどのように誕生したか振り返ってみましょう。

鉄筋コンクリートの歴史とは

古代ローマで石灰や火山岩を材料としてコンクリートが生まれましたが、鉄筋コンクリート造(RC)造りの技術が発明されたのは1850年。1857年に特許をとりましたが、建築物としては1875年にフランスで建設された サン・ジャン教会が現存する世界最古の鉄筋コンクリート造建築です。時代は流れ、イギリスから日本にRC造りの技術が伝わり、建造物ができたのは1900年頃からであり、それ以前は石造りやレンガ造りが主流でした。流れを変えたのは1923年の関東大震災、倒壊の傾向を調査した結果、構造体レンガの使用が禁止されRC造へと舵を切ることとなりました。このあたりに建設され、現在でも存在感を誇っているのは、世界遺産となった軍艦島のアパートや今でも現役の三井物産横浜ビルです。

型枠大工の歴史

RC造が導入された当初、型枠工は確立されておらず木造建築大工が型枠工事を兼任していました。高度経済成長期で建築ラッシュが加速した1960年頃からは大工の分業化が進み、型枠専門の大工も生まれ地位を確立!1967年にコンパネが生まれ、ますますその流れは加速します。しかし、ここでコンパネの輸入や消費スピードが過剰になり、大きな問題となりました。使い捨て体質を見直し、資源保護に目を向けざる得なくなったのはこの頃ですね。さらに、いくらでも需要があったバブル時代が崩壊したことで、質を高め環境にもやさしい技術の開発が加速し、コンパネから再利用できる素材へと変わりつつあるのが現在です。

これからも楽しみな型枠

型枠工事の需要の増加とともに型枠大工が存在感を増し、素材の変化とともに技術が変化してきた歴史をご紹介しました。型枠施工技能士など国家資格も整備され、技術を磨くことが奨励されている一方、簡単に施工できる型枠も増えています。未来はどうなるか簡単に予想はできませんが、形が変わっても型枠大工や型枠工事の重要性は続いていくでしょう。型枠の資材や部材、工具については東和製作所に気軽にご相談ください。

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