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彦根城の歴史とその魅力 国宝にもなった天守と梁も注目!

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彦根城の歴史

彦根城は、日本名城100にも選定されている彦根山に建てられた平山城です。彦根藩の藩庁として利用されたもので、井伊直弼の生家としても有名。歴史好きな方だけでなく、ひこにゃんの登場で老若男女問わずメジャーな存在となりましたね。戦の備えはしてあるものの江戸時代の初期に築城されたため戦を経験することもなく、天下泰平の時代を難なくやり過ごしました。

しかし、明治初期に出された廃城令によって多くの城が壊され、彦根城にも危機が訪れます。その危機を乗り越えたのは、視察に来ていた大隈重信が明治天皇に破却中止を懇願し、明治天皇の計らいがあったおかげです。

そうして残った彦根城、天守や天秤櫓・太鼓門櫓が国宝や重要文化財にも指定されるなど価値あるものとして現在を生きています。

天守閣の見どころ

注目は、国宝に指定された天守!
造としては、3階建て3重の屋根で構成されており、「切妻破風」「入母屋破風」「唐破風」を施した美しい仕上がりです。

しかし実は、一から建築したものではなく、大津城の4重5階あった天守を3重に縮小して彦根城に移築したという記録も残っています。それ以外の部分にも、長浜城など近隣から使われなくなった資材を用いたリサイクル城だった彦根城。工期短縮や経費削減といった理由だけでなく、落城しなかった城の建材を使うことでゲン担ぎをする意味合いも強かったといわれています。

話はそれましたが、型枠でも用いられる大事な部分の梁。彦根城の天守閣などの梁は松が使われています。ウネウネとしたいびつな形からは生命力を感じさせるような勢いが感じられます。扱いにくい建材で築城することは、大工の技術力の自慢であろうという意見も。

確かに、一種のアート的な美しさを見ているような気にもなりますね。

多彩な彦根城の魅力

そのほかにも彦根城には魅力的な場所が多く存在します。紹介しきれなかった天秤櫓や太鼓門櫓なども型枠などやっている方には惹かれるものがあるのではないでしょうか?この時期には秋らしい風景も合わせて楽しめるので、足を運んでみる価値は十分にあります。

また、その先は古都京都。先人の知恵から現代の建築を考える旅は終りがありませんね。

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