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工務店以外の方にも!建築に携わる者なら知っておきたい地盤調査

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地盤調査について

建物がいくら丈夫でも、地盤が軟弱では安心できません。地震で液状化してしまった土地も記憶に新しいのではありませんか?建築に携わるなら地盤調査の知識を頭に入れておくこともステップアップの1つ。建築計画を立てる前に、工務店さんとの話し合いをしていく上での一助となるでしょう。そもそも、地盤調査の定義とは、地盤の性質や強度を把握した上で、建物を建てられるかどうかの調査。実は施工者の責任であり10年保証の対象にもなる気の抜けないポイントなんです。さらに、依頼者や住まう人たちにも迷惑がかかり、信用を落としかねないのです。

調査の流れ

地盤調査の方法には標準貫入試験やスウェーデン式サウンディング試験、オランダ式二重二重管コーン貫入試験などメジャーなものだけでもいくつかあります。まずは、調査の流れをみていきましょう。
1・事前調査
既存データから情報を収集しますが大きく分けて2種類あります。1つは現在の情報として、地形図や土地条件図・地形分類図だけでなく、地質図や地盤図にハザードマップなどを確認します。もう1つは過去の情報収集。昔の地形を把握するための旧版地形図や昭和22年から取り続けている空中写真は、現在の姿と比較し本来の姿を知るための貴重な資料です。また、近隣の情報収集、現地の建物概要を集めたり、たくさんの資料とにらめっこし地質学の知識をフル活用しつつ、その土地の本質を知る作業といえるでしょう。
2・本調査
事前調査に基づき、実際に地形や地質はもちろん造成盛土の状態や周辺の状態、傾斜など入念に現地を調査します。
3・地盤解析
地盤解析とは、現地調査だけでなく直接地盤を調査した結果を解析するものです。地盤調査の方法はいくつかありますが、よく使われているのはスウェーデン式サウンディング試験。特殊なドリルを差し込み、その荷重や回転数から地面が持つ支持力を測定します。一般的な住宅なら一棟につき5箇所ほど行います。
ただ正確に測るためには標準貫入試験、三成分コーン貫入試験などの機械ボーリングで検査しなければいけないこともあるので注意しましょう。
6・補強工法の選定
これまでに集めた地理データや地盤解析データなどを総合し、表層改良工事や鋼管杭工事、柱状改良工事など土地に見合った地盤改良法を選定していきます。よく、現地計測や貫入抵抗値を重視しますが、それだけでなく、調べた物全てを総合的に見て、適切なものを選定しましょう。

建築と地盤調査

工務店の中には地盤調査を無料にして、土地活用を促進している店舗もあります。怠ればアキレス腱となりますが、武器としても使える地盤調査。その知識は建築現場でもかなり重宝されます。知っておくことでキャリアアップや新しい工務店さんから依頼が増えるなんてことも!建築に携わる者としては、ぜひとも押さえておきたいポイントですね。

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