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大阪のシンボル通天閣 世界初の展望塔免震からみる、建築的魅力

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大阪のシンボルや観光地として親しまれている「通天閣」。2015年の改修工事で免震性を高めたことで今後も末永く愛されていくことでしょう。今回は建築的視点からみても愛すべき通天閣についてお伝えしていきます。

通天閣の歴史とは

通天閣は以前紹介した東京タワーの設計者・内藤多仲が設計したものですが、電波塔ではなく純粋な観光スポット。展望塔として「通天閣観光株式会社」によって運営されています。実は現在の通天閣は2代目なのはご存知ですか?初代は、1912年に開催された第五回内国勧業博覧会の跡地に作られた遊園地のシンボルでした。東洋一の高さを誇るエッフェル塔と凱旋門を合わせたという斬新なデザインで、ロープウェイも設置されるなど、とにかくにぎやかで人々の注目の的でした。ですが、近隣で起きた火事の影響で鉄塔が損傷を受け、数カ月後に軍に供出するために解体されてしまったのです。一方、2代目は戦後に通天閣の復活を望む人々が通天閣観光株式会社を立ち上げ1956年に完成したもの。これほどまでに愛されている展望台は、ほかに類をみないのではありませんか?

通天閣も免震工事を

新世界のど真ん中にそびえる通天閣には特に地震に耐える力が要求されますが、耐震診断の結果から力不足であることが浮き彫りになりました。さまざまな解決策が提示される中、他社よりも1.5倍と高額な見積額ですが来場者の安全も考慮し、竹中工務店が提案する免震工事を行うことに決着。営業を続けながら、外観を大きく変えないという高いハードルを超える工法として選ばれたのが「ジャッキ&ロングダンパー」です。ビル免震用オイルダンパのジャッキ&ロングダンパーを地上から10mほどの高さに設置し、そこを免震層とするという工法。また、エレベーター塔とのジョイント部分には電車の連結部のようにじゃばら状になっているエキスパンションを採用することで、工事箇所が最小限で済むだけでなくエレベーターの安全性も確保!この免震工事でリスクはこれまでの3分の1に軽減されました。

通天閣を建築的視点で楽しむ

ビリケンさんなど、観光スポットとしても楽しめる観光的魅力もある通天閣ですが、歴史と素晴らしい建築技術があっての賜物です。旅行や出張などで訪れた際は、そういった点を踏まえて楽しむのもオツなものですね。免震に限らず建築に必要な資材・道具についてご質問があれば東和製作所までご連絡ください。

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