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大手建設会社が関わった品川シーズンテラス、構造が実はスゴい

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品川のオフィス街に悠然とそびえ立つ品川シーズンテラス。いくつもの大手建設会社が建築に携わり、それぞれの技術を融合させ、高い免震性を実現しました。今回はその、高い免震性を実現させた技術と過程を紹介していきます。

品川シーズンテラスとは

品川駅の東口をでて、オフィス街を抜けていくと、品川シーズンテラスが見えます。緑と共生する品川の新ランドマーク的な存在として親しまれており、そのビルの建設には多くの企業が関わりました。NTT都市開発を中心に、東京都市開発、大成建設やヒューリック株式会社と、そうそうたるメンバーが建設に携わりました。

さらに、このビルの建設計画、下水施設である芝浦水再生センターの上部を利用し、商業・業務ビルを建てるという新しい取り組みであり、官民一体型のプロジェクトとして始まったのです。加えて、国際ビジネスの拠点となるランドマークをコンセプトとして建設に取り組んだともされます。

シーズンテラスには、最新技術をたっぷりと盛り込んでおり、特に自然エネルギーに着目していて環境に負荷をかけずに快適を保つよう設計されている最先端ビルなのです。上層階はビジネスに活用していますが、低層階は商業エリアで周囲は緑豊か、風を感じる広い空間が広がり、地域のコミュニティにも貢献しています。

国内トップクラスの免震構造

品川シーズンテラスは、高い免震構造を持っており、万が一の場合も72時間はビル機能を維持することができる頼もしい存在です。床組計画では、床の振動の性質・状態を確認しながら、梁断面、梁配置を決めているので、床の揺れに対しても高い免震構造があることがわかります。

さらに、免震構造の肝と言える3層構造については、「天然ゴム系積層ゴム支承」で揺れを穏やかにし、「減衰機能付き積層ゴム支承」で揺れを減退させ、「オイルダンパー」で揺れのエネルギーを吸収する構造となっています。そして、この3層構造のゴムの配置では経済的な面と安全面を考慮し、入念に配置の構造計算がされているのです。高層オフィスビルでは予算の関係でここまでの機能を備えることは難しく、32階建てで延床面積20万㎡の規模でここまでの設備を備えているビルは他に類をみません。

また、太陽光発電をするだけでなく、効率よく光や風といった自然エネルギーを取り入れることで電力を抑えられる設計になっており、雨水を利用し、熱による建物への負荷を減らしたりする取り組みも積極的に行われています。その結果、建築物に対し、環境に配慮したものとして評価するための東京都建築物省エネルギー性能評価書において最高ランクを獲得!次世代のスタンダードにしたいような機能が満載、建築関係の方ならこの凄さがわかるのではありませんか? 現在から未来にかけて、自然に配慮した建築は高い評価を得ています。こういった自然を利用する取り組みに、常に目を向けていきたいですね。

品川の建築をみる旅も

もし、品川シーズンテラスに寄る機会があれば、こういった環境に配慮した建築技術に目を向けてみるのも楽しみの一つになるかもしれませんね。建物1つに1つに、建築に携わった人たちの想いやこだわりが、きっと伝わってくるでしょう。建築、型枠における、資材や道具の悩みがあったら60年の歴史を誇る東和製作所までご相談ください。

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