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型枠における天井インサートの施工や配置計画を知ろう!

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RC造の建物に用いられることの多い「天井インサート」。コンクリートの打設はただ壁を造るのではなく、設備スリーブなどその後の使い勝手を考えた付属物を念頭においた施工や配置が望まれています。今回はその天井インサートについてや施工計画をご紹介します。

天井インサートとはどんなもの?

天井インサートとは、天井に部材を設置するためのもので、通称コンクリートアンカー。その中の「まえ施工方式」によるメネジ埋め込みアンカーのものを指します。
また、天井インサートの種類に関して言えば、

  • ・軽天用
  • ・軽設備用
  • ・重設備用
  • ・断熱天井用

があり、埋設や吊設物重量を考慮した上、用途に応じて選定します。

完成したコンクリートに、大量のアンカーボルトを埋め込むとなると、どうしても手間とコストがかかってしまうので、天井の施工において非効率的といえます。そのため、打設する際、コンクリートを入れる前に型枠自体にあらかじめ固定しておく、「まえ施工方式」が一般的です。特に、インサート金具を多く使う工事においてはコスト削減等に大きく貢献してくれます。

ただ、使用上の注意が少しだけあります。用途だけでなく、合板型枠用インサートデッキやデッキプレート用インサートと使用する型枠によってタイプが異なり、使用する際には種類や特徴をよくチェックしておく必要があります。

天井インサートを用いた施工手順

施工手順は、あらかじめ配置計画を立て、該当する型枠にインサートを直接釘などで固定する方式が一般的です。また、電気配管やエアコン用スリーブなどほかのインサートがある場合は印を色分けして整理すると、使用するインサートが分かり、施工がしやすくなります。そのため、大勢の職人が作業する現場でもミスを減らす効果が期待できるでしょう

そして、配置計画を立てる時には、野縁受けのピッチの確認を行いましょう。900mmとするのが一般的で、これとは別に壁際から150mmの辺りにもアンカーボルトが必要なことも忘れてはいけません。野縁同様、インサート及び吊ボルトの間隔も900mm、周辺部に関しては端から150mm以内で設置していきます。ただ、配置計画において、梁やダクト、鋼製型枠のリブが干渉することもあるので、なかなか理想通りとはいきません。そのため一層厳密に配置計画を練っていき対策を講じる必要があります。

インサート選びにはコツがある?

金属製の釘を使った固定法は施工後の結露やサビ問題のタネとなります。これを防止するための釘処理が簡単な樹脂釘タイプや釘処理不要タイプのインサートを採用するなど現場に合わせてインサート選びを行いましょう。インサートだけでなく、工事状況や型枠に合わせて適切な資材を選んでいくことで工事をする側だけでなくクライアント側にも高い満足度を提供することができます。良い型枠資材については、東和製作所が迅速に対応いたします。気軽にご相談ください。

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