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国の史跡でもある金沢城 江戸時代から続く歴史の秘密とは

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金沢城の歴史

北陸新幹線の開通で国内外から注目されるようになった金沢城。NHK大河ドラマの主人公にもなった加賀100万石の藩主・前田利家が1583年から1869年まで居城したことでも知られています。しかし、歴史はもう少し古く、1546年の金沢御堂が先駆け。実は、城ではなく一向一揆の拠点として本願寺門徒が主体となって建築したものでした。長い闘いの末に勝利したのは武士側、和睦信長の指示により1580年から築城が始まり佐久間盛政が入城。ですが、本能寺の変により前田家が城主に抜擢された歴史があります。激動の歴史を持つ金沢城ですが、実は火災に見舞われることが多く金沢町の火事や落雷などで3度も全焼しており、現在あるのは2006年から2014年にかけて復元されたものなんですよ。とはいえ、金沢の中心を担う場所として活躍しており明治4年からは陸軍が拠点として、終戦から1995年までは金沢大学のキャンパスとして利用されていました。現在は金沢城公園として一般に公開されています。

金沢城の建築の特徴

再建されたものではありますが、木造や伝統工法にこだわり当時の姿を再現している金沢城、かなり見応えがあります。その中でも代表的な建築やデザインを紹介していきましょう。
①城郭(じょうかく)
城郭は木や土で形成されることが多いのですが、北陸の地・石川県では雨や雪のも日が多く長持ちしません。そこで、銅板・鉛版・漆喰・瓦を貼り防御することで水によって腐敗するのを防いでいます。
②破風(はふ)
破風は、切り妻屋根が山形に合わさる部分に取り付けられています。金沢城の破風は雨風を防ぐ役割はもちろんですが、神社仏閣の建築を起源とした凝ったデザインが特徴です。天守閣のない金沢城のシンボルとして藩主の威厳を誇示する役割を果たしていました。

城に歴史あり

歴史的な背景もワクワクしますが建築業界に携わる皆さんは、つい建築方法についてチェックしてしまうことも多いでしょう。城郭に用いられている銅、鉛、漆は金沢城の歴史を支えており、破風が金沢城のシンボルとして機能していました。日本にはさまざまなお城がありますが、それぞれのお城の歴史や建築様式の違いを比べてみても面白いのではないでしょうか。現代の建築に活かせるヒントも、たくさん詰まっていますよ。

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