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合板が原因?コンクリートの硬化不良はどうして起こる?

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コンクリートの硬化不良は強度不足などの不備により、建物へ深刻なダメージを与えることもあります。「これくらい、いいだろう」という怠慢やどこか作業の掛け違いなどで、大きな事故をもたらしうる可能性があることを忘れてはいけません。今回は、その硬化不良についての知識をご紹介していきます。

本当に合板が原因?

木製型枠や合板を使用した場合に、コンクリートの硬化不良を経験された方も多いでしょう。数ミリだけ液状化したままの場合や、液状の部分が粉化して剥がれ落ちる現象など。一時は合板が硬化不良の原因といわれていましたが、木の種類にかかわらず木製の型枠でも起こる可能性があることが判明しています。

木製型枠にコンクリートを注入した際、コンクリートのアルカリ性に反応して木材の中にあるリグニンがコンクリートに入り込み、水和反応(強酸・高温の化学反応)を阻害されることによって硬化不良がもたらされるのです。

また、新しい合板を使用したとしても、そこからリグニンが入ってしまい、使用部分だけ硬化不良に陥るといったケースもあるので注意が必要です。

コンクリート硬化不良の対策とは

木材に長期間日光を当てるとリグニンの抽出量が増えるため、木製型枠の保存場所は屋外ではなく屋内にすることをおすすめします。また、コーティング合板を使うという選択もアリですね。

すでに硬化不良がでてしまったという場合でも、軽微な変色程度であれば自然と硬化する可能性があります。自然に治らない域であれば、チッピングやブラッシングなどで不良部分を除去し補修を行う必要があるでしょう。

しかし、軽微にみえても、鉄骨まで進んでいる場合もあります。そのため、上塗りだけで済まさず、細部まで見ておく必要が生じることも。その際、建物の強度を保つためにも専門家へ依頼しなければならない場合があります。

また別の原因として、柱の下の部分の変色や硬化不良はリグニンではなく、雨水などの水分が溜まっていることを無視して打設した可能性もあります。大きな地震がきた時、建物及び、そこに住まう人たちへの被害が甚大なものになってしまうので入念に注意しましょう。

コンクリートの変化を見逃さない

鉄筋の錆色のように変色している場合、コンクリートの硬化不良を目視ですぐに発見することが可能なケースもあります。一方で、軽微な変色で気づきにくい場合も。また、茶色に変色をしてなくても鉄筋にまで影響を及ぼしている場合があるので、何かあやしいと感じたらしっかりと確かめましょう。

良い型枠工事をしていくには建物、コンクリート、その先の依頼主、利用する人への思いやりも大事ですが、良い資材も必要です。型枠の資材提供については東和製作所におまかせください。

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